しびれるような辛さが特徴のスパイス「花椒(ホアジャオ)」が、人気を集めている様です。

花椒は中国原産で香りが強く、マーボー豆腐の風味付けとしてなじみが深い。今年に入ってから急速に売り上げが伸び、スナック菓子やフライドチキンの味付けにも使われるようになった。

ハウス食品では、粉末タイプを合わせた花椒の4~8月の販売額は前年同期比5割以上増えた。広報担当者は「外食店で知り、家でも同じ味を再現したくなる人が増えたのではないか」と話す。

人気に乗り、湖池屋は花椒の香りと辛さを生かした「シビれスティックカラムーチョ椒辣辛味噌」(205円)を6月に投入。新たな辛さを追求した商品で、「良い反応があった」という。

日本ハムもフライドチキン「チキチキボーン」シリーズで、花椒を使った「四川風麻婆味」(443円)を今夏発売した。

アサヒグループ食品(東京)は、輪切りのトウガラシを揚げて花椒をまぶした「超魔王唐辛子」(136円)を10月1日発売した。